不育症情報ブログ

2014年3月18日 火曜日

オルガランの説明

オルガランは商品名ヘパラン硫酸といって血栓形成を防ぎ血流を改善する薬です。過去に流産されたとき時あるいは死産されたときに子宮内容物病理標本 胎盤病理標本で血流の悪い所見があった場合にこの薬を使います。また抗リン脂質抗体陽性で胎盤で血流が悪くなることが予測された場合にも使います。

私が大阪府立母子保健総合医療センター母性内科に在職中、抗リン脂質抗体症候群の中でも最も赤ちゃんの予後が悪いループスアンチコアグラント陽性の患者さんにオルガランを使い未分画ヘパリン、低分子ヘパリンと同等の効果を認め元気な赤ちゃんの誕生に寄与した薬です。

一般的にはDIC(播種性血管内凝固症候群)という全身に血栓を起こす病気に最近使われ始めた薬でDICにのみ保険適応となっています。これまではDICにはヘパリンが使われていましたがヘパリンはいろいろの副作用があります。出血傾向、ヘパリン関連血小板減少、骨粗鬆症などです。オルガランは、これらの副作用がほとんどありません。また胎盤を通過しませんので、胎児にも影響しません。現在では不育症に対して大学レベルで各地で使われ始めています。  

オルガランは不育症に対して保険適用がありませんので、自費治療となります。抗凝固療法指導料、管理料、薬代、注射器、消毒綿花、使用済み注射器廃棄料も含めて一日1Aのとき1週間30,000円 一日2Aのとき40,000円です。

投稿者 ふじたクリニック

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